女優の山本陽子さんが亡くなったことが２２日、分かった。８１歳。東京都出身。

　山本さんは野村証券に勤務後、日活ニューフェイスとして芸能界入り。当時は吉永小百合、松原智恵子、和泉雅子の３人娘がおり、なかなか主役にはなれなかったが、映画「抜き射ちの竜　拳銃の歌」で本格デビューを果たし、頭角を現していく。その後、舞台でも森光子さんの代表作である「放浪記」や「細雪」などに出演し、存在感を発揮。

　テレビドラマでも活躍し白いシリーズの第一作となる「白い影」「黒革の手帖」など、その美貌と確かな演技で、美女役から悪女役まで幅広く活躍。ＣＭでは「山本海苔店」の“顔”を４０年以上務めていた。

　今月２日にテレビ朝日系「徹子の部屋」に高橋英樹とともに出演。元気な姿を見せていただけに、突然の訃報となった。