元裁判官弁護士「松本人志側は性行為の存在は認める可能性」指摘 狙いは「強要がなかった」ことに限定 訴状から読み解く

 カンテレ「LIVEコネクト!」が24日、放送され、来月28日に第1回口頭弁論が開かれる松本人志の文芸春秋社を訴えた裁判について、元裁判官の弁護士が解説した。

 森島正彦弁護士は、明らかになった訴状から、「狙いは“勝訴ではない”のでは?」と読み解いた。松本側は「精神的苦痛に対する慰謝料は5億円をくだらない」と主張している。名誉毀損の相場は、100万円、著名人でも1000万円を超えないだけに、森島氏は、慰謝料だけで5億円という設定に、「法外な金額」と印象を語った。

 「弁護士からのアドバイスで、5億は無理だよと言われていると思うが、松本さんの意向でこの額になったと思われる」とし、その理由について「金額が高くなればなるほど、世間の耳目を集めることになる」「文春に対してプレッシャーになる」と解釈した。

 また「原告がA子及びB子に対して性的行為を強要したという客観的証拠は存在しないにもかかわらず、一方的な供述だけを取り上げて記事として掲載するという極めてずさんな取材活動に基づくものである」という松本側の主張については、森島氏は「性的行為の強要に的を絞っている」と理解。「松本さんには厳しい判決が出たとしても、性行為はあったけど、強要までは認められませんよ、という判決が出れば、勝訴にはならないまでの社会的な面目は保ててるだろうと」と推測した。

 コメンテーターの元テニス選手の沢松奈生子氏は「家庭がありながら性的行為はあったということを認めてしまうことが、松本さんにとってプラスなのか?」と疑問視。しかし、森島氏は「不倫より性的強要となったら性犯罪になってしまいますから。社会的ダメージはかなり違うであろうと」と話し、浮気した事実は認める可能性を予測した。

 

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