柴田阿弥アナ、埼玉・川口市のクルド人めぐる騒動に「一部外国人による犯罪取り締まり強化」と持論
フリーアナウンサーの柴田阿弥が、22日に放送されたABEMAのニュース番組「ABEMA Prime」に出演。埼玉県内で起こったクルド人によるデモ活動をめぐる問題に触れ、川口市議会による「一部外国人による犯罪の取り締まり強化を求める意見書」に反対の立場を示した。
今月に入り、同県蕨市で行われた外国人排斥を訴えるデモに対し、クルド系とみられる人々が抗議の声を上げる動画が拡散され、参加者が「日本人死ね」と言っているように聞こえると話題になった。同番組に出演した川口市議会の荻野梓議員がこの様子に恐怖感を覚えたと話すと、柴田アナは「デモをするのもある種、正当な権利ではあるので、確かに駅前でやっていて、ごちゃついていて、巻き込まれたくないなという気持ちはわかるんですけど、騒ぎを起こさないでほしい、声を上げないでほしいということ自体はちょっとよろしくないんじゃないのかな、自由はありますからとは思います。ただ、ヘイトスピーチは絶対許されないと思うので、デモをするんだったらちゃんとマナーは守ってということですよね」と主張した。
番組内では、川口市の住民に占める外国人比率が全国平均の2・6%に対して7・1%であること、埼玉県における外国人犯罪の刑法犯検挙人数611人のうち、約22%の136人が川口市であることを紹介。このデータに柴田アナは「川口市の刑法犯の認知件数とか見てみたら、10年で半減とかしているんですよね。実際に犯罪率は減っている」とし、「確かに(川口市は)埼玉の中でとても治安がいい地域でもなかったですけど、最も悪い地域でもないみたいな感じで。おそらく“体感治安”みたいになってくるんと思うですよね」と話した。
その上で、「当然、資材置き場とか暴走行為の取り締まりっていうのは、別にいいですよ。実際そこで犯罪が起きているんだろうし、暴走行為は日本人も取り締まられるべきですけど、これを一部外国人によるとしてしまうのは、分断が進んでしまうと言うか、コミュニケーションが取れなくなってしまう。実際、すでに住んでる人がいるわけですよ」と持論を展開。「『共生不可なんですね』ってなったら、別に引っ越しできちゃうんでね、日本人は。人口がどんどん流出しちゃうだけだと思うんですね。共生するための政策と犯罪を取り締まるっていうのは両立できるんで、一部外国人の犯罪取り締まり強化っていう風に絞らない方が良かったんじゃないかと思う」と主張した。