国民民主党・玉木代表、高橋茉莉氏の公認取り消しは「法令違反に該当する行為」と説明 ラウンジ勤務が理由との主張を否定
国民民主党の玉木雄一郎代表が26日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、4月28日に投開票される、柿沢未途被告の議員辞職に伴う衆院東京15区補選に公認候補として擁立を発表していた高橋茉莉氏の公認を取り消しの理由を「法令違反に該当する行為があった」と発表した。
玉木氏はXで「東京15区の公認候補予定者について、東京都連が聞き取り調査を行ったところ、本人が発言した過去の行為の中に、我が党として看過できない法令違反に該当する行為があったため、昨日付で、党本部として公認内定を取り消しました」と説明。さらに「ラウンジ等で働いていたことが理由ではありません」と、高橋氏の主張を否定した。
その上で「法令違反の可能性のある具体的行為については、本人がすでに私人となっていること、また、今後、場合によっては、行政上、刑事上の責任を問われる可能性も否定できないことから、我が党から本人に不利になる可能性のあるコメントは差し控えるべきと判断しました。ご理解ください」と、詳細な説明を避けた。また「ネット上で本人に関する投稿が多数拡散されていますが、すでに私人となっており、プライバシーの侵害や誹謗中傷にあたるような投稿は控えてください。あわせて、お願い申し上げます」と呼びかけた。
高橋氏は25日未明、SNSで同党から立候補を断念するよう迫られたとし、「涙を飲んで引き下がることに致しました。理由は、ラウンジで働いていた過去があるからです」と投稿。動画でも涙を流しながら「一時期生活保護を受け、お金に困っていた時期があります。その時期に、ラウンジという夜のお店で一生懸命働きました」と明かし、同様の主張を繰り返した。
その後、Xで「生活保護を受給しながら、ラウンジ勤務をしていたらというのは、事実と異なります」としつつ、「政界を引退するため、しばらくこのアカウント・SNSを休止します(原文ママ)」と釈明していた。
高橋氏は2016年ミス慶応、ミス日本のファイナリストで、セントフォース所属のアナウンサー、アクセンチュア社員という異色の経歴を持つ。