美輪明宏 60年以上前に同性愛公表 記者から「葬られる」忠告も、石投げられても「人間が人間を愛してどこが悪い」

 歌手・美輪明宏が24日、日本テレビ系で放送された「世界を変えた20人のアーティスト」に出演。多様性について語った。

 21歳だった1957年、「メケ・メケ」でレコードデビュー。その後。友人が同性愛を家族に知られ、自殺するショッキングな出来事が起きた。20代前半の時に受けた雑誌の取材では「相手は女性のときもあります、男性のときもあります」と同性愛を公表した。

 当時、タブーとされた同性愛の公表は世間に衝撃を与えたが、「5、6人いましたよ、自殺した人が。そういうのをたくさん見てたから」と明かし、「人間同士が愛し合うことに、どこが違うんですか。これは闘わないといけないと思いました」と公表に至った思いを説明。「相手は-」の文面はそれでも、「『そんなこと言ったら葬られますよ、ダメですよ』って(言われて)。記者の方でマイルドな表現に変えられたんです」といい、「1人でも死ぬ人が減ってくれたら」の思いだったことを伝えた。

 公表したことで、街で石を投げつけられたこともあったというが、「私は人を殺したわけじゃない、物を盗んだわけじゃない、人間が人間を愛してどこが悪い、って正論があったから突っぱってこられたんですよね」と話した。

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