SKEセンター末永桜花の決意 挫折乗り越え再び全国へ 「もっと知名度を上げていきたい」
アイドルグループSKE48の32枚目シングル「愛のホログラム」が28日に発売される。センターは2作連続で末永桜花(22)が担当。挫折を乗り越え、中心メンバーまではい上がった自信と責任を胸に、グループの名を再び全国へとどろかせる決意を語った。
落ち着いた口調ながら強い思いを示した。「SKEの魅力をもっと全国に広めたい。地元(名古屋)を一番大事にしつつ、全国区でもっと有名にしていきたい」。それがセンターとしての使命だと自覚している。
在籍9年目で「好きになっちゃった」に続く2作連続センター。中心メンバーにたどり着くまでには「数え切れない」ほどの挫折があった。元々モデル活動などをしていたが、中学生になるタイミングで「落ちたらもう芸能のお仕事はやめよう」とSKEのオーディションに参加した。
ただ、1年目には同期のほとんどが出ているライブにも選ばれず「ショックだった」と試練を味わった。だからこそ「一番後ろの下がりようのないところからのスタート。そこから上がるしかないってプラスに捉えてきた」と反骨心を持って先輩のアンダーでライブをこなす日々を続け、18年7月の23枚目シングル「いきなりパンチライン」で選抜入りをつかんだ。
かつてのセンターで松井珠理奈(26)や松井玲奈(32)、須田亜香里(32)といった全国にSKEを広めた“レジェンド”を見てきた。「知らない人は周りにいないぐらいの存在だった。私ももっと知名度を上げていきたい」と背中を追う。
「個人でお仕事をすると、それを見てSKEを知らなかった人が興味を持ってくれてファンになってくれた。入り口になれるメンバーになりたい」。鉄道好きなどを生かしつつ、女優としても躍進を狙う。「センターになった今も反骨心はある。闘争心は忘れてない」と表情を引き締めた。(知手健人)
◆末永桜花(すえなが・おうか)2002年2月26日生まれ。22歳。愛知県出身。15年3月15日にSKE48に7期生として加入。メンバーカラーは濃いピンク・薄いピンク・濃いピンク。趣味は鉄道、料理、ファッション。将来の希望は女優。ドラマ「名古屋行き最終列車~三河線編~」(名古屋テレビ)でドラマ初主演。好きな言葉は運鈍根。身長156センチ。血液型A。