【The LDH Times】三代目JSB・岩田剛典 進化の色「表現は自分の発想力でしかない」

 三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典(34)が自らの脳内をARTしている。3月6日発売のソロ2枚目となるアルバム「ARTLESS」では、収録曲の作詞&ジャケットのデザインを担当。同作を引っさげ、3月下旬からソロ初となるアリーナツアーを開催する。4月からNHK連続テレビ小説「虎に翼」に朝ドラ初出演することになり、現在も撮影と向き合う日々。パフォーマー、歌手、俳優として進化を遂げる岩田が、表現にかける思いを語る。

  ◇  ◇

 -2枚目のアルバムを3月6日に発売。どんなコンセプトで製作したか。

 「3月末からスタートするアリーナツアーをイメージして、おととしの12月頃から製作し始めました。製作期間は1年。前回のホールツアーを経て、自分の表現したいライブに足りない物であったり、今後自分をこう表現したいというアーティスト像が漠然とあったりしたので、前回よりもアップナンバーが増え、よりライブ映えする楽曲が今回のアルバムには収められている。タイトルは後付けだけど、あまり格好付けない方がいいかなと思った。表現は自分の発想力でしかないと自分の中でふに落ちたので、ARTLESS(ありのままの意)。ARTと入っていて、自分は絵も描いたりするから、色んな意味で落ちつきました」

 -同作のジャケットは、自ら描いた油絵を採用。

 「今までアメリカンコミック的なタッチのジャケットを描いたけど、アリーナツアーで2枚目のアルバムなので、思考を変えていこうと。新たな挑戦という感じで、絵も変えようと思って1~2カ月で描きました。思いついたモチーフを書き殴って、時計は僕の人生、心臓は自分の思いやラブという意味、それが芽吹いていくイメージ。絵はコロナ禍に暇すぎて始めました。自宅の隅っこで描いています。こういう活動が自分の色になっていくのが楽しい。携帯で自分の絵が見られることが、ファンの皆さんにとって一つの楽しみになってくれたら。ただ、毎回描かなきゃいけないプレッシャーになっていくかもという気はしているけど、今のところは楽しくやれているから、そのうち自分の肖像になるかもしれない(笑)」

 -3月からソロ初となるアリーナツアーが開幕。

 「ソロ始めて3年目かもしれないですけど、芸能生活的には14年目。ファンの方は僕が(ドームやアリーナなどで)14年踊ってきた姿を見てくれているけど、僕にとってはソロでアリーナはすごく大きなこと。自分のやりたいことを詰め込めるので、こんなに幸せなことはない。グループでステージに立つのとは違う感覚で、まっさらな状態で3年前に(ソロ活動を)始めたことなので。ソロで立つことができるのは、ファンの皆さんのおかげでしかない。僕がアーティストとして音楽を始めたということは、自分の肌感的にそんなに認知されていることではない。(今後の目標は)より多くの方に認知していただくような楽曲をリリースすることですね」

 -朝ドラ初出演するが、決まっての心境は。

 「朝ドラは国民的なドラマですから、僕のことを認知していない皆さまに初めて知っていただく場所にもなるのかなと思っています。初めましての方々に自分の芝居を見ていただけるのはうれしいことですし、これをきっかけに色んな活動を知っていただける一つの入口になってもらえたらうれしい。それはグループにも帰ってくるので。ただ、時代背景的に言葉遣いが難しいですね。朝ドラのほかにも、色々な作品に出演することが決まっているので、今年は忙しいだろうなと今から覚悟しております(笑)。ソロ、グループ活動、とにかく2024年は充実した1年になります。終わる頃にはちょっとゆっくりしたいと思っているかもですね」

 ◇岩田剛典(いわた・たかのり)1989年3月6日生まれ、愛知県出身。慶応義塾大卒。高3でダンスにハマり、10年に三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマーとしてデビュー。14年に「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」に合格し、EXILEに加入した。13年から俳優活動を始め、主な作品は「去年の冬、きみと別れ」「ディア・シスター」など。21年にソロ歌手デビューを果たし、22年に初のソロツアーを行った。

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