研ナオコ 8年ぶり主演映画は認知症の祖母役 オファー快諾「人ごとではない」
歌手の研ナオコが1日、大阪市内で「第19回大阪アジアン映画祭」内で上映された、8年ぶりの主演映画「うぉっしゅ」の舞台あいさつに登場した。
今作は、永六輔さんの孫・岡﨑育之介監督がメガホンを取り、脚本も自身で手がけた。認知症の祖母を1週間だけ介護することになった風俗嬢が、祖母のこれまでの人生を知り、自分自身を見つめ始めるヒューマンドラマとなっている。
認知症の祖母を演じた研はオファーに対し、「すぐOKしました。認知症は人ごとではない」。岡崎監督に対しても「妥協するなら出ません。大御所だからと気を遣わずに、しっかり何テイクでも重ねるなら出ます」と、正面から向き合ったという。
また、岡崎監督は撮影の合間に研から「彼女いないの、よかったらうちの娘と結婚しない?」と、誘いを受けたことを明かし、「ひょっとしたら本当の意味でケンズファミリーになるかもしれません」と、エピソードを披露していた。「大阪アジアン映画祭」は3月10日まで開催される。