【山田美保子のミホコは見ていた】結婚発表相次ぐSMILE-UP. 次は誰?

 3日、NEWSの加藤シゲアキがファンクラブサイトなどで結婚を発表した。

 KinKi Kidsの堂本剛、KAT-TUNの中丸雄一に続いて今年で3人目。この数は2021年9月に嵐の櫻井翔と相葉雅紀(同日)、12月にトニセンの坂本昌行と、1年に3人がゴールインした同年に並ぶ“”最多タイ”記録となったという。

 だが今年はまだ3月に入ったばかり。KinKi Kidsでいえば堂本光一、KAT-TUNでは亀梨和也、NEWSでは小山慶一郎と、相手女性が特定されて熱愛報道が出ている他メンバーがいる。他にもSUPER EIGHTの大倉忠義やWEST.の桐山照史らも一部で結婚が近いのではないかという報道があるのだ。つまり今年は、年間3人どころではない結婚ラッシュがSMILE-UP.内に起こりそうなのである。

 「以前なら考えられなかったこと」と“旧ジャニ担”の記者やリポーターらが口を揃える。かつては熱愛報道が出ても事務所は、その大半にスルー=無言を貫いて来たものだ。

 私も直接、事務所幹部から聞いたことがあるが、理由は「熱愛報道が出た時点で確実に一定数のファンが減ってしまう」。だから認めるわけにはいかないというのである。

 実際、ファンの間には「担降り(たんおり)」という言葉があり、担当=推しの恋愛が明るみになった時点でファンをやめる者も少なくない。コンサートのコール&レスポンスで当該メンバーのそれに反応しなかったり、手製の団扇に辛辣なメッセージを記して、無言でステージに向けたりするファンもいたものだ。

 アイドルとファンは疑似恋愛をしている間柄。特に旧ジャニーズ事務所所属のアイドルとファンはその度合いが強いため、「一定数のファンが減る」のは当然のこと。できれば隠し通してほしいし、いわゆる“匂わせ”なんて、もっての外なのだ。

 とはいえ、アラフォーを迎える男性アイドルたちに結婚を前提として交際する女性がいても不思議なことではない。そして、旧ジャニーズに限らず、人気男性アイドルやイケメン俳優が結婚を決めるときには相手女性の年齢も大きな理由となる。年上女性と交際している場合は、ファンが予測しているよりも早い結婚となるケースが少なくなかった。

 そんな折、昨年9月頃から複数の旧ジャニーズ事務所所属のタレントが口にしてきたのが「自由になった」ということ。これまでとは異なり、自分たちの意見が上層部に通りやすくなったというのである。その中には、以前は大反対されたり、交際自体、なきものとされたりしてきた「結婚」についても本人の自由になったのだと私は理解していた。

 その頃から、熱愛報道に対し、事務所が必ずコメントを出し、その内容も「認めた」と判断できるような文言に変わりつつあることをファンの皆さんも気づいていただろう。それでも、公の場でコメントを求められてもアイドルとしての立場を貫いた中丸や、結婚発表の挨拶文の中に、なれそめや交際期間を記さなかった堂本剛にはファンから称賛の声があがったものだ。

 思えば、既婚者の大先輩たちも、子供の話はしても、妻の話は自分からは絶対にしない。インタビュー記事に、こちらが妻とのエピソードをたとえ入れたとしても、事務所からカットするよう促された。こうしたことは4月、STATRTO ENTERTAINMENTが本格始動してからも変わらないと思われる。

 そういえば、以前、既婚者は「1グループ1人まで」という暗黙のルールがあった(と、マスコミが勝手に思っていた)ものだが、今年はこれも破られることだろう。3月初旬にして既に3組目が、今年12月までに、あとどれだけ増えるのか。注目したい。

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