MBS 番組ロケで事故、担当ディレクターが海上保安庁に虚偽報告と公表 「せやねん」漁船ロケでスタッフが腰椎圧迫骨折
MBSテレビは6日、情報番組「せやねん!」のロケ中に、40代の撮影担当スタッフが第2腰椎圧迫骨折の負傷をおい、全治2カ月と診断されたと発表。また事故直後に行われた海上保安庁の聞き取りに対し、同局の担当ディレクターが虚偽の報告を行っていたことも明かした。
同局によると、先月27日、「せやねん!」のワンコーナー「スーパー新鮮」のロケを、和歌山県串本町で実施。遊漁船で沖合に出たところ、高い波を受けて船が大きく揺れ、40代の撮影担当のスタッフが腰を強く打って負傷したという。
その後、海上保安庁が事故原因などを調べる過程で、乗船していた遊漁船が有効な船舶検査証書を持っていないことなどが判明。さらに担当ディレクターが、事故直後に行なわれた海上保安庁の現場での聞き取りに対し、乗船人数を偽って報告をしていたことも判明したという。
同局は「ロケにおいてこのような事故が起きたことに対し、ケガをされた撮影担当のスタッフとご家族に、心よりお詫び申し上げますとともに、回復に向けて誠心誠意サポートしてまいります。一方、虚偽報告については、海上保安庁に謝罪するとともに、すでに修正した報告を行ないました。今後も海上保安庁の捜査には全面的に協力してまいります」としている。