「ゴジラ-1.0」日本アカデミー賞最優秀賞8冠達成 山崎貴監督「作品賞が一番うれしい」

 第47回日本アカデミー賞の授賞式が8日、都内で開催され「ゴジラ-1.0」が8冠を獲得。最優秀主演男優賞は「PERFECT DAYS」に主演の役所広司(68)が獲得。日本時間11日に控える米アカデミー賞授賞式を前に弾みをつけた。

 役所は高倉健さんを抜き史上最多となる5度目の最優秀賞受賞。「本当、すごくうれしい。世界中のお客さんが今この作品を楽しんでくださってることに感謝したいと思います。これでやっとゴジラの牙をちょっと抜いた感じがします」とユーモアを交えて喜んだ。

 また主演女優賞は、この日すでに「ゴジラ-」で最優秀助演女優賞に選ばれた安藤サクラ(38)が「怪物」で獲得し2冠の快挙となった。最優秀主演-で名が呼ばれると「これでゴジラの牙をまた1本抜けたけど、なんか複雑!」と語り、笑いを誘った。

 「ゴジラ-」は作品賞も獲得し、山崎貴監督は役所、安藤のスピーチを受けて「牙が少し戻ってきて良かった」とオチをつけつつ、「作品賞が一番うれしい」と笑顔。ステージに並んだ主演の神木隆之介らキャスト達と喜びを分かち合った。

 作品賞、助演女優賞のほか、優秀脚本賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀美術賞、優秀録音賞、優秀編集賞で最優秀賞を獲得し8冠を達成した。

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