鳥山明さん“ルーツ”は「101匹わんちゃん大行進」 ドラゴンボール19巻で明かす
「Dr.スランプ」や「ドラゴンボール」などのヒット作で知られる漫画家の鳥山明(とりやま・あきら)さんが1日、急性硬膜下血腫のため死去した。集英社が8日に発表した。68歳。愛知県出身。葬儀は近親者のみで行われ、お別れの会の開催などは未定だという。日本漫画界の先頭を走り続けてきた鳥山さんの早すぎる旅立ちに、各界に悲しみが広がった。
鳥山さんは発表作の単行本の表紙裏で自身にまつわるエピソードなどを記していた。ドラゴンボール19巻では自らの“ルーツ”を披露。「思えばボクが最初に絵に興味を持ったのは、保育園児の時に映画館で観たディズニーのアニメ映画『101匹わんちゃん大行進』で、その絵のすばらしさにあこがれたのがきっかけでした」と述懐。同20巻では「ボクは、ほしいものがあるとそれを手に入れるまで、あるいは興味がなくなってしまうまで、絵に描き続けるクセがある。そのクセは、絵を描くのが仕事になった今でも続いている」と告白している。