声優のTARAKOさん、急死 63歳 34年に渡って「ちびまる子ちゃん」のまる子演じる
フジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」のまる子の声などで活躍した声優のTARAKOさんが4日未明に亡くなったことが9日、分かった。63歳。フジテレビが発表した。前日には漫画家の鳥山明さんの訃報が流れたばかり。漫画・アニメ界は悲しみに包まれた。
群馬県出身。81年にテレビアニメ「うる星やつら」の幼稚園児役で声優デビュー。90年から「ちびまる子ちゃん」の主人公・まる子を担当し、国民的アニメとなった。他にも「ダンガンロンパ3」のモノクマ、「まじかるタルるーとくん」のタルるーとくんなどの声も担当した。
またシンガーソングライターとしても活躍し、アルバムなども発表。ナレーションも数多く手がけた。
フジテレビのリリースによると、亡くなったのは4日未明。90年1月7日放送の「ちびまる子ちゃん」初回から実に34年にわたって「まる子」の声を担当していた。
TARAKOさん最後の「ちびまる子ちゃん」は24日放送。最後のエピソードは「まる子、水の味がわかる?」で、このエピソード以外は10日以降、当面過去の放送作品を改めて放送するとした。
所属事務所も訃報をアップ。詳細については「個人情報に関する情報の為、公表は控えさせて頂きます」とし、葬儀は近親者のみですでに執り行ったという。後日、「お別れの会を執り行うよう検討しております」としている。