声優のＴＡＲＡＫＯさんが４日未明に亡くなったことが９日、分かった。６３歳の若さだった。フジテレビが発表した。ＴＡＲＡＫＯさんは、国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」の主人公・まる子を初回から３４年に渡って務めた。これに原作のさくらももこさんのさくらプロダクションも、ＴＡＲＡＫＯさんを追悼。「ちびまる子ちゃん」を連載していた集英社「りぼん」も公式サイトで追悼した。

　さくらプロダクションは公式Ｘで「謹んで哀悼の意を表します」とし、ＴＡＲＡＫＯさんがまる子役に決まったのは「さくらももこと声が似ていることがご縁でした」と説明。「放送開始から３４年間に渡り、ＴＡＲＡＫＯさまは、ぐうたらでおっちょこちょい、粋を好み、家族やお友達が大好きな『動くまる子』を、その豊かな表現で作り上げて下さいました」と感謝し「ＴＡＲＡＫＯさん、長い間、本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします」と結んだ。

　雑誌「りぼん」も公式サイトで追悼。「さくらももこ先生の遺された大切な作品を、声という形でここまで表現して下さったことに、感謝申し上げます。ＴＡＲＡＫＯさまの演じてくださるまるちゃんが大好きでした。心よりご冥福をお祈り申し上げます」との文書をアップした。