「声優アワード」授賞式で黙とう 鳥山明さんとTARAKOさんに哀悼の意
今年度に活躍した声優らが顔をそろえる「第18回 声優アワード」の授賞式が9日、都内で行われた。開会前には急性硬膜下血腫で1日に他界した「ドラゴンボール」などの作者で漫画家の鳥山明さん、アニメ「ちびまる子ちゃん」で主人公・まる子役を演じたTARAKOさんの訃報に際し黙とうが捧げられた。
功労賞を受賞した「ドラゴンボール」のピッコロ役などを務めた古川登志夫は、受賞者スピーチで喜びを語った後、2人の訃報に触れ「心を痛めている皆さまも多いと思います。私も個人的にお2人とも関係が深いので、ここでお話をさせていただきたい」とあいさつ。近年、海外で日本のアニメや漫画を扱うイベントなどに招かれた体験などを挙げ「声優の地位や日本のポップカルチャーコンテンツをここまで高めてくれた功労者に、哀悼の意とさらなる感謝を込めて私のあいさつとしたい」と語った。
主演声優賞にはアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」でスレッタ・マーキュリー役の市ノ瀬加那、「ブルーロック」で潔世一役の浦和希の2人が選ばれた。