鈴木敏夫プロデューサー アカデミー賞のトロフィーを3個注文「注文すれば何個も作ってくれる」と笑顔で喜び
映画界最大の祭典「第96回アカデミー賞」が10日(日本時間11日)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、宮﨑駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメーション映画部門賞を受賞した。受賞を受けて、鈴木敏夫プロデューサーが同日、東京・小金井のスタジオジブリで会見し、喜びを語った。
会見に登場すると、鈴木氏は「オスカーにトロフィーってあるけど、あれって何個も注文すれば作ってもらえるんですよね。さっき3個注文させていただきました」と笑顔で語り、着席。トロフィーは、宮﨑監督、鈴木氏自身、海外のスタジオ用に購入したとも明かした。
発表の瞬間は執務室で見守っていたという鈴木氏は「時の運だと思ってますから、本当心の底からうれしかったです」と喜んだ。その際、宮﨑駿監督とは電話でやりとりしたといい「(宮﨑監督は)『日本男児としてうれしい顔を見せちゃいけない』っていってたけど、心の底から喜んでいた」と暴露。会場が笑いに包まれた中、続けて「(宮﨑監督は)興奮してました。『俺は気にしてないから』って感じで、一生懸命自分の気持ちを抑えていたけど、結局ほしいんだなと」と笑い、明かした。
また鈴木氏は「『おめでとうございます』って言い方したら、『お互いさまです』って言われた」とも語っていた。