ジブリ・鈴木プロデューサー「ゴジラ-1.0」のアカデミー賞視覚効果賞受賞に「喜ばしい」「いろんな技術が評価された」と祝福
10日(日本時間11日)に米・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された「第96回アカデミー賞」で宮﨑駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメーション映画部門賞を受賞したことを受けて、鈴木敏夫プロデューサーが同日、東京・小金井のスタジオジブリで会見した。
アカデミー賞の視覚効果賞を日本映画では初めて受賞した「ゴジラ-1.0」、国際長編映画賞にノミネートも受賞とはならなかった「PERFECT DAYS」についてコメントを寄せた。
報道陣から「ゴジラ-」の受賞を知らされた鈴木氏は「素晴らしいですよね!」と祝福。「『ゴジラ-』はね、日本のコンピューターだけじゃない手づくりを含めていろんな技術が評価されたんで、それは喜ばしいことですよね」と語った。「それはアメリカの人たちもね。ずっと『ゴジラ-』のことを話題にしてたわけだから」と続けた。
一方で「-DAYS」へは「僕は面白く見たんですよねぇ」としみじみ。「人にとっての潔癖度ってあるけと思うけど、それを問われる映画。世間て“潔癖”なのかそうじゃないのかすごい大きなテーマ。それを堂々と映画にしたということは僕は評価したい」と絶賛。「アメリカで評価されなかったのは、ちょっと残念ですね」と結んだ。