「ゴジラ」アカデミー賞受賞 勝因は「コスパ」への称賛 製作費膨らむハリウッド式への冷ややかな視線が結果に
映画界最大の祭典「第96回アカデミー賞」の授賞式が10日(日本時間11日)、米ロサンゼルスで開催され、日本映画が2部門を受賞する快挙を達成した。山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」がアジア映画で初めて視覚効果賞を戴冠。デイリースポーツ映画担当記者が同作の勝因を分析する。
勝因はハリウッド式へのアンチテーゼとなる「コスパ」への称賛とみられている。「ゴジラ」はロビー活動の中で上映回とQ&Aを繰り返したが、多かった質問は「なぜ低予算でこの作品を撮ることができたのか?」だったという。
視覚効果賞のノミネート作品からも分かるように、ハリウッドは製作費の高騰化が進んでいる。2~3億ドルかけた作品は珍しくなく、一方でリクープ(回収)できていないことも多い。製作費を公表していない「ゴジラ」だが、一説では1000~1500万ドルと言われており、桁が違う。桁が違うのに遜色ない映像がスクリーンで暴れている。
視覚効果賞は「映像そのもの」だけでなく、それが「どう作られたのか」も評価対象で、製作費の肥大化に対する冷ややかな視点が結果に表れた。実際、最終的なライバルはハリウッド大作の中では低予算の「ザ・クリエイター/創造者」だったと言われている。
特撮由来の古典的なトリック撮影と最新技術を融合して予算を抑え、わずか35人のクリエイターで作られた「ゴジラ」は、分業制が進み、数百人規模でVFXを構築するハリウッドからすれば、まるでマジックだったのだろう。
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