木村拓哉「全力でやるしかない」 今冬にSPドラマ『グランメゾン東京』豪華キャスト再集結
俳優の木村拓哉(51)が主演を務めるTBS系ドラマ「グランメゾン東京」の最新作が、今冬にスペシャルドラマとして放送されることが12日、分かった。2019年に日曜劇場枠で放送され人気を集めた同作。木村演じる型破りなフランス料理のシェフ・尾花夏樹を始め、鈴木京香(55)、Kis-My-Ft2・玉森裕太(33)、及川光博(54)、沢村一樹(56)ら豪華キャスト陣が再び集結。撮り下ろしの完全新作で帰ってくる。
待望の続編は「グランメゾン東京」が三つ星を獲得した後の物語。世界各国で新型コロナウイルスがまん延し飲食業界は大きな打撃を受けた。そんな中で店の維持を最優先した結果、すべての星を失ってしまった「グランメゾン東京」の再生が描かれる。
自分の腕と舌とセンスに絶対的な自信を持つシェフを演じ、多くの作品ファンを生んだ木村は、満を持しての続編に熱い思いを吐露する。
「もう一度『グランメゾン東京』の世界観を構築できるというのは、自分の中で非常に熱量のあるニュースでした」と話し「その一員である尾花として自分は参加させていただいているので、自分のパートを全力でやるしかないなという気持ち」と語る。
また、「チーム・グランメゾン東京」が再集結しての撮影を「周りが自分を尾花夏樹にさせてくれる。演じていくうちにどんどん尾花になっていくという感覚でした」と表現。「最終的に尾花を構築してくれたのは、相対する役のキャストのみんなです」と感謝した。
コロナ禍による飲食業界への打撃。現実にもリンクするドラマ作りには、木村のこだわりも詰め込まれた。「本当に厳しい状況の中、いろいろな選択を強いられる方たちがたくさんいらっしゃったと思います。だからそこを避けて通るのはやめようという話だけはさせていただきました」と明かし「コロナの影響をどう受け、どう踏ん張ってきて、どう過ごしたのか。飲食業界の方たちから見ても、変なデコレーションはせずに作れていると思います」と語る。
そして「楽しみにしてくれている皆さんのポジティブな気持ちをしっかりと形にしたい」と意気込んだ。
制作陣も連続ドラマに引き続き、脚本は黒岩勉氏、演出は塚原あゆ子氏が担当。「グランメゾン東京」などで登場する料理も、引き続き東京・品川の三つ星フレンチレストラン「カンテサンス」の岸田周三シェフが監修する。