AKB初代総監督からゆきりんへエール 高橋みなみ「アイドル・柏木由紀を捨てるつもりはないと思う。これぞ天職」

 AKB48の柏木由紀(32)が16日に横浜市のぴあアリーナMMで卒業コンサートを迎えます。約17年のアイドル人生の集大成となるステージ。節目の日を控え、デイリースポーツでは特別連載「総監督からゆきりんへ」を掲載します。歴代3人のグループ総監督がゆきりんの素顔やエピソードを披露。卒業後へのエールも送ります。第1回は初代総監督の高橋みなみ(32)の登場です。

  ◇  ◇

 高橋は1期生としてグループを初期からけん引してきた。自身のデビューからちょうど1年を経過した2006年12月に、3期生として加入した柏木を迎えた当時の印象を「手がかからない。本当によく頑張る子」と回想した。

 「その時は、ゆきりんのスゴさを分かっていなかったんです。一緒に走っている時はお互いにガムシャラで。自分が卒業してAKBを外から見たとき、ゆきりんがグループにもたらす意味や大きさを感じています」

 先輩、後輩でありながら年齢的には同級生。ともに走り続けてきたからこそ、積み重ねてきた17年のキャリアーに頭が下がる。

 「私もゆきりんも今年で33歳。いま、自分がAKBの活動をできるかって言われたら、体力的にもなかなか大変だと思うんです。10代からの体の変化や経験値、いろんなものを考えて、それぞれのメンバーが卒業を選んでいく。そのなかで、ゆきりんはアイドルでいることを選び続けた。本当にかっこいい」

 卒業を選んだ決断には、驚いていることも率直に明かした。「(グループに)ずっと、いてくれるんじゃないかと思っていたんです。40代でアイドルをしていても、卒業しろなんて誰も言わないですよね。今まで尽くしてきたものがあるんで。きっと、みんな『ありがとう』って」。

 卒業を目前に控えた柏木に対し、高橋の胸中に去来するのは感謝の思いだ。

 「門出がうまくいくことを、卒業した誰もが願っています。よく、ここまで頑張ってくれたっていう思いも含めて。いままでの“頑張りの貯金”で、ゆきりんとお仕事したいって思ってくれる人はたくさんいらっしゃるはずです」

 間近で見てきたからこそ、力強いエールで送り出す。乗り越えていく強さを確信しながら、高橋が今から心待ちにしているのは柏木由紀の第2ステージだ。

 「たぶん『アイドル・柏木由紀』を捨てるつもりはないと思うんで。一生アイドルだろうなって思いますね。これぞ天職。第2のアイドル人生も楽しんでほしい。やりがいがあっただろうし、楽しいからこそ今の今まで走り続けてきて、その中で卒業を選んだ。ゆきりんの第2のビジョンが、どういうものなのか。すごく楽しみですね。何をしようとしてるんだろう」

 ◆高橋みなみ(たかはし みなみ)1991年4月8日、東京都生まれ。身長148・5センチ。血液型AB。2005年12月にAKB1期生として加入。12年にグループ総監督に就任。16年3月、横浜スタジアムで卒業コンサートを開き、4月に同グループを卒業した。

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