野々村友紀子 ガーシー被告の執行猶予判決は「ジャニーズの問題を最初にあぶり出した」ことが関係かと推察 専門家は否定的
YouTubeで芸能人や会社経営者らを脅迫したとして、暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの罪に問われていた前参院議員のガーシーこと東谷義和被告の判決公判が14日、東京地裁で行われ、懲役3年、執行猶予5年の判決が言い渡された。
放送作家でタレントの野々村友紀子は、同日のTBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜、後1・55)に出演し、ガーシー被告の裁判に言及。執行猶予付き判決に「なんかちょっとモヤモヤした気持ち」としつつ、同被告が旧ジャニーズ事務所の性加害問題を早期段階で告発したことが原因になった可能性があるかもしれないと推察した。
野々村は「被害に遭われた方は、実刑になんとか持っていきたいという気持ちは現れていたと思いますし、昨今のインターネットでの誹謗中傷とかのこと考えると、これで終わりでいいのかな?っていう気はしますね。すごい大きなお金も稼がれたことですし、なんかちょっとモヤモヤした気持ちっていうのは見ていてあります」と判決を疑問視。
その上で「けど、もしかしたら、ジャニーズの問題を最初にあぶり出したっていうので、カウアン(オカモト)さんも情状証人として出廷されてましたから、そういうのって関係あるのかなって」と、ジャニー喜多川氏による性加害問題の顕在化に貢献したことが要因の一つではという見方を示した。
この意見に、信州大学特任准教授で国際弁護士の山口真由氏は「判刑事の脅迫っていう行為について、そこがあまり関係してるとは思いません」と否定的に回答。「全体として見た時にも、こういうある種の『告発ジャーナリズム』みたいなものが後を絶たないわけじゃないですか。で、一部には事実があるかもしれませんが、消して反論できない状況の中で、一方的なことをまくし立てるっていうことが今、行われているわけじゃないですか。強者と言われていた人は簡単に弱者になるというか、反論できない状況に追い込まれていくっていうこの状況が、果たして全体として見て、ガーシー被告がそれに貢献したものとして、健全かっていうと、私は個人的にはまたそう思わない」とも続けた。