世界的な野外音楽フェスティバル「ＦＵＪＩ　ＲＯＣＫ　ＦＥＳＴＩＶＡＬ’２４」（７月２６～２８日、新潟・苗場スキー場）の第３弾アーティストが１５日、発表され、米歌手のＳＺＡ（シザ）が初日のヘッドライナーに決定した。

　ＳＺＡは２０２２年にリリースしたセカンドアルバムが全米１０週１位を獲得し、第６６回グラミー賞では最多９部門にノミネートされ、３部門を受賞、ブリット・アワード２０２４でも最優秀インターナショナル・アーティスト賞を受賞するなど、いま世界で最も旬なアーティストの一人。

　近年のフジロックは１９年のＳＩＡ、コロナ禍で延期の２０年と日本人アーティストのみだった２１年を挟んで２２年のホールジー、２３年のリゾ、２４年のＳＺＡと、女性の大物アーティストがヘッドライナーを務めることが続いている。

　これで今年のヘッドライナーは初日がＳＺＡ、２日目がクラフトワーク、最終日がノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズとなった。この他に決定した新規アーティストは次の通り。

　【初日】第６５回グラミー賞の最優秀新人賞にノミネートされたオマー・アポロ、ＵＫジャズをけん引する一人でサックス／フルート奏者チップ・ウィッカム、インディーロックの超新星でシカゴ出身のフリコ、新時代ジャズを体現するプロジェクトのゴースト－ノート、Ａｄｏのリミックスが話題を呼んだＵＫハウスの代表的ＤＪ兼プロデューサー、ジャックス・ジョーンズ。

　【２日目】ポーティスヘッドのボーカリストとして知られるベス・ギボンズ、メルボルンを拠点とする３ピースバンドのグラス・ビームス、シカゴ出身のラッパーのノーネーム。

　【最終日】ミーターズのオリジナル・ベーシストであるジョージ・ポーター・ジュニアを中心にした、ミーターズに敬意を表したセッション「セレブレーション・オブ・ザ・ミーターズ・フィーチャリング・ジョージ・ポーター・Ｊｒ．、アイヴァン・ネヴィル、トニー・ホール、イアン・ネヴィル＆デヴェン・トラスクレア」、鬼才オリバー・トゥリー。