７人組グループ・Ｔｒａｖｉｓ　Ｊａｐａｎの七五三掛（しめかけ）龍也（２８）と吉澤閑也（２８）が、ミュージカル「ダブリンの鐘つきカビ人間」（７月３～１０日＝東京・国際フォーラム、同２０～２９日＝大阪・ＣＯＯＬ　ＪＡＰＡＮ　ＰＡＲＫ　ＯＳＡＫＡ）でＷ主演を務めることが１９日、分かった。

　「人間風車」などの劇作家・後藤ひろひと氏（５５）の作品で、中世アイルランドを思わせる町が舞台。山小屋に一夜の宿を求めた男女が、そこに住む老人によって語られるかつて土地を襲った病の影響で醜いカビ人間となった青年と、思っていることの反対の言葉しか話せなくなった娘の悲しい愛の物語に、いつしか迷い込んでいくダークファンタジー。

　七五三掛は物語の世界に住む「カビ人間」役、吉澤は物語に迷い込む「聡」役を演じる。１５年には佐藤隆太（４４）が主演を務めるなど過去にも公演された「ダブリン－」に、七五三掛は「歴史あるこの作品に参加させていただけること、僕自身、舞台出演が久しぶりなので今からワクワクしています」と意気込み。吉澤は「お芝居をしっかりさせてもらうのは今回が初めてなので、自分が思う聡というキャラクターを出せたら」と語った。

　脚本と演出はミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」、東京パラリンピックの開会式の演出などを務めたウォーリー木下氏が担当。Ｗ主演の相手役となる伊原六花（２４）、加藤梨里香（２５）に加えて松尾貴史（６３）、中村梅雀（６８）ら豪華俳優陣が出演する。