南海キャンディーズ 結成20周年企画で6年ぶり単独ライブ実施 賞レースも視野に

 お笑いコンビ・南海キャンディーズが24日、都内の本多劇場にて6年ぶりとなる単独ライブ「南海キャンディーズの日~南海キャンディーズ単独ライブ~」を開催した。22日から3日間で行われた、結成20周年を記念した総決算企画「南海キャンペーンズ」の最終日の演目で、極上のかけあい漫才で会場に笑いの渦を巻き起こした。

 公演中、2人が用意してきたネタは1本のみ。それ以外はお互いが本音をぶつけあう自由なスタイルで、山里亮太が過去に行ったしずちゃんへのモラハラ話や、最近の世の中への不満、しずちゃんと旦那さんののろ気話などを、休憩を挟まずに話し続けた。

 あまりの盛り上がりに1時間半予定の公演は2時間以上にまでオーバー。最後まで、大盛り上がりで大団円を迎えた。

 同企画は3日間全席が完売。22日はしずちゃんが、シソンヌ・じろうや蛙亭・中野周平らとともに、芝居劇に挑戦。23日は山里が古舘伊知郎、和牛・水田信二、あの、爆笑問題・太田光といった超豪華なゲストとともに即興漫才を披露した。

 山里は「ただただ楽しい3日間でした」と回想し、この日の時間超過については「かかっちゃいましたね」と苦笑。リハーサルは45分ほどで終わったそうだが「楽しくなりすぎてちょっと本ネタに入るまでの時間が長かった」と話した。

 しずちゃんも「自分の持っているものは何かを考えたときに、『20年間山ちゃんとやってきた』っていう事実は他の人にはない」と笑顔。「山ちゃんの弱みを握ってるし。誰よりもプライベートは知っているので、そういうところで自分は大丈夫って思いながら、きょうはきました」と“らしく”山里への信頼を口にし、笑わせた。

 賞レースについても言及。山里は「きょうはみなさん優しいから受け入れてくれたのもあるけど、そういうこともやっていいんだっていう許可はもらった気がするので、戦いに行かなきゃいけないなと思った」と節目に新たな野望を抱いた。

 またこの日は3日間の公演の模様が、28日午前0時よりアーカイブ配信されることも決定した。4月3日までの一週間限定で、価格は20周年記念にちなみ2000円。FANYオンラインチケットから購入できる。

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