元MLB日本人通訳 選手の「口座開設や振込、高額買い物」の経験明かす 大谷と水原氏の関係に言及
米メジャー2球団などで通訳経験がある小島克典氏が26日、ABCテレビ「newsおかえり」にリモート出演。ドジャース・大谷翔平選手がこの日(現地時間25日)、ドジャースタジアムで開いた会見について、コメントした。
小島氏は、日本ハム・新庄剛志監督がメジャーリーガーだった時代、ジャイアンツとメッツで通訳を担当するなどした。
大谷は11分間にわたり、声明を読みあげる形で、通訳だった水原一平氏の違法賭博問題について語った。口座への送金を含め、自身の関与を全て否定し、「大谷選手が借金を肩代わりした」という水原氏の発言など全てが「ウソ」だったと伝えた。
会見の映像を見たという小島氏は「非常に落ち着いていた。彼の中でいろんな感情もうごめいていたと思いますが、発言もはっきりしていたし、もちろんそこに至るまで打つ合わせはあったと思いますが、話し終わった時にすっきりした表情が印象的でした」と語った。
通訳とアスリートの関係について「十人十色」と表現。口座に送金できるログインパスワードなどを共有していたかは「彼ら2人にしか分からない」とした。
自身はMLBの通訳時代、アスリートの口座開設や振り込み、クレジットカードの作成などを頼まれたことがあること、納税手続きをしたことがあること、実際に数万ドルの車の購入など高額な金額を扱ったことがあることなども明かした。
また、大谷と水原氏の関係性について「固い絆、厚い友情を感じていた」といい、今回の問題が大谷に与える心理的な影響を心配した。