未来のタカラジェンヌは40人 倍率12・0倍で今世紀最少更新 宝塚音楽学校合格発表
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タカラジェンヌを育成する兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校の第112期生合格発表が27日、同校のホームページで行われ、40人が夢への切符を手にした。480人が受験し倍率は12・0で、今世紀最少倍率だった昨年の15・3倍をさらに更新。また個人情報保護の観点から、合格者氏名などは公表されなかった。
受験数減は少子化やコロナ禍でのレッスン不足に加え、昨年9月の宙組団員急死も要因の一つ。だが奈良県出身の16歳の合格者は、揺らぎは「なかったです」ときっぱり。「ずっと夢見てきた世界。悲しい出来事もありましたが、これを機に、変われるところは変わり、より皆さまに愛される宝塚歌劇団になれば」とまっすぐ前を見つめた。