松本人志の代理人弁護士 松本本人の出廷可能性は高いと明かす 現状は「淡々と普通に生活している」
ダウンタウン・松本人志が、自身をめぐる報道に関して、週刊誌「週刊文春」の発行元である文芸春秋などに5億5000万円の損害賠償を求めた民事訴訟の第1回口頭弁論が28日、東京地裁で行われ、約4分で閉廷。松本は姿を見せなかった。松本の代理人を務める田代政弘弁護士が閉廷後、報道陣の取材に対応。今後、松本自身が出廷する可能性が高いと明かした。
田代弁護士によると、松本とは直接の対面や電話などで複数回やりとりを行っており、「憔悴することなく、淡々と普通に生活をしている」という。また、このまま裁判が進めば、「通常は本人尋問が行われる」とし、松本が出廷する可能性が高いと説明。後輩芸人についても、必要に応じて出廷することを検討しているとした。
裁判の趣旨については「記事が社会的評価を下げたということに関する訴え」とし、請求した損害賠償額については「5億円が精神的苦痛に対しての慰謝料で、5000万円が弁護士費用」とし、芸能活動を休止していることに対する補償などは含まれていないという。さらに松本の主張として「相手が誰であれ、強制的な性行為に及んだことはない」と話していることを明かした。
また、法廷で文春側に対し、松本からの被害を訴えているA子さん、B子さんの特定を求めたことについては「酒席がどこで、いつ、というのは、A子さんB子さんがどなたかがわからないと答えようがない」と理由を解説。文春側との和解の意思を問われると「民事訴訟なので一般論としてはあり得るけど、現状でそういう兆候はない」と否定した。