文春の代理人弁護士 松本側の要請を一蹴「そんなアホなことがあるかいな」 矛盾も指摘し勝算も口に

 ダウンタウン・松本人志が自身をめぐる報道に関し、週刊誌「週刊文春」の発行元である文芸春秋などに5億5000万円の損害賠償を求めた民事訴訟の第1回口頭弁論が28日、東京地裁で開かれた。約4分で閉廷し、松本自身は姿を見せなかった。

 文芸春秋の代理人を務める喜田村洋一弁護士は閉廷後、報道陣の取材に対応。法廷で松本側から、被害を訴えているA子さん、B子さんの特定を求められたことについて「そんなアホなことがあるかいな」と憤りを示した。

 喜田村弁護士は、原告側がA子さん、B子さんの氏名、住所、生年月日、携帯電話番号、LINEアカウント、容姿の分かる写真を求めており、これを提出しないと認否ができないと主張したと説明。その上で「弁護士を40何年やってきて、こんなこと初めて」と驚きを示し、「名前が分からなきゃ、認否できないなんて、そんなアホなことがあるかいなという感じですね」と語った。

 東京地裁に提出した準備書面でも、原告側からの主張を伝え「信じ難いものである」とバッサリ。文春が報じた松本の言動を「それ自体、特異的なものであり、通常人が日常的に行う動作等とは明確に異なっているから、存在したとすれば記憶に焼き付くはずである」とし、「全く身に覚えがないというのであれば『原告の記憶喚起』の必要はない」と主張した。

 さらに「このような情報が必要であるとすれば、原告が2015年の秋ないし冬にかけて、六本木のホテルにおいて、本件記事で描写されたような言動を複数(3人以上)の女性に行っていたという場合しか考えられない。多数の女性を相手に、本件記事で報じられたような行為を行った記憶があるために、そのうちのどの女性がA子さんなのか、またB子さんなのかわからないから、これがわかるような情報が欲しいと、原告は求めているのである」と、松本側の主張との矛盾を指摘。「『原告は本件記事で描写されたような言動(時期・場所含む)の記憶が複数あるため、準備書面1で求めた情報の提示を求めている』と理解してよいかを原告は明らかにされたい」と要請した。

 また、一部で「勝訴すると思っています」と語ったと報じられたが、この日の第1回口頭弁論を経ての勝算を問われて「同じです」と回答。自信を見せていた。

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