10-FEET・TAKUMA 岡田阪神アレンパを「“普通”にやってほしい!」 ABCプロ野球テーマ曲書き下ろし
プロ野球は29日に開幕し、阪神は東京ドームで巨人と対戦する。虎党芸能人が猛虎へエールを送る応援企画「アレンパ頼むデ!!ウル虎エール」の最終回は、ロックバンド・10-FEETのTAKUMA(48)が登場。ABCテレビ・ABCラジオの「2024 ABCプロ野球テーマソング」として、新曲「gg燦然(じーじーさんぜん)」を書き下ろしたTAKUMAは、伝統の一戦での開幕を控え、岡田阪神へエールを送った。
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いや~、本当に楽しみです。早く試合が見たい。開幕へ気持ちが高ぶっていますね!前川(右京)くんを去年もすごい応援していたんですけど、体調不良でうまくいかなかったので、歯がゆい思いをされていたのかな。僕も期待していて、同じく歯がゆい気持ちだったので、今年は活躍してもらいたいなと思います。
去年は「SLAM DUNK」の主題歌をさせてもらいましたが、今年は音楽で野球を盛り上げたいです。「gg燦然」は、結構ロックな仕上がりになった。タイトルの「gg」はグッドゲームの略。そうですね、ガオガオのWミーニングですかね(笑)。自分たちが表現できる中でもスピード感やパワーを感じる曲にしたいと思っていたので、テンションが高い時の10-FEETの音楽に仕上げられた。開幕5日前に出来上がりました。
祖父が阪神ファン。生粋のおじいちゃんっ子だったので、一緒に応援していて、物心ついた時には阪神ファンでした。38年前、阪神が日本一になる少し前に祖父が亡くなった。祖父があんなに応援していた阪神が優勝したということで、当時は祖父の遺影をテレビの前で抱えて「優勝したよ」と言ったのを覚えています。あれから優勝はなかったわけですからね。38年ぶりの日本一は本当に優勝したのか実感できなかった。優勝の瞬間は「イェーイ」ではなく、ホロリと泣きました。おじいちゃんも喜んでくれていたと思います。
去年は岡田監督が「とにかく普通にやれ」と言っていたのが印象的でした。勝利後のインタビューで、監督が軽やかに「ええ。でもまだまだ強くなりますよ」と言っていたのがかっこよかった。かっこいい岡田監督だから、皆ががむしゃらにやってみようと思うんだなと思いました。岡田監督のファンなので、めっちゃ応援しています!
阪神は連覇したことがないので、連覇の感覚はまだ分からない。でも一個一個の勝利の先に連覇はあるものだから、今年も“普通”にやってほしいです。開幕投手の青柳(晃洋)さんは、僕から見てずっと調子が良い。調整で上がり下がりはあるけど、ずっと悪くなっている印象がない。全く心配していないので、普段の青柳さんのピッチングをしてもらったら、良い結果が出ると思う。阪神は良い選手ばかりなので、まずはけがなく頑張ってほしい。今年もよろしくお願いします!
◆TAKUMA(たくま) 1975年8月14日生まれ、京都府出身。97年に地元で結成された10-FEETのボーカル&ギター。03年にメジャーデビューし、夏の風物詩に定着した野外ロックフェス「京都大作戦」の主催者としても知られる。昨年はアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」でエンディング主題歌「第ゼロ感」が大ヒットし、昨年のNHK紅白歌合戦への初出場を決めた。