八代英輝氏「ある意味、衝撃でした」松本人志サイドの人物特定要求「そんな素朴なことを今から」

 弁護士の八代英輝氏が29日、TBS系「ひるおび!」で、前日に行われたダウンタウン松本人志と週刊文春側の第一回口頭弁論について言及。松本側が文春側へ「A子さん」「B子さん」の特定を求めていることに「そんな素朴な疑問、今から始めるんだって、ある意味衝撃だった」と述べた。

 この日は松本と文春の第一回口頭弁論を取り上げた。裁判は数分で終わったが、松本側の代理人は文春側が報じている「A子さん」「B子さん」が分からなければ認否のしようがないとして、特定を要求。文春側の代理人は「こんなこと初めて」「名前が分からないと認否できないなんてそんなアホなことが」などと応じる姿勢は見せていない。

 これに八代弁護士は「僕もビックリしたのが、正直なところ。松本さんサイドが訴えてらっしゃるわけで自分たちが立証責任があるわけです。訴えてから何か月も打ち合わせもしてきたと思うが、第一回口頭弁論になって初めて、A子さんB子さんは誰ですか?ってそんな素朴な疑問、今から始めるんだっていうのが、ある意味衝撃でした」とコメント。「ということは、まだなんの立証計画も方針もたっていないって、自分で言っているようなものなんで」と続けた。

 わずかな可能性として「A子さんB子さんは存在しないんじゃないですか、存在するなら出してみてくださいよっていう言い方でやることはあり得る」としたが、その後、A子さんは何度か文春の取材に応じていることから、「この段階で被害を訴える女性を特定できてないのは、準備がお粗末なんじゃないかという印象を受けますし、被告側がこれを開示するわけがないと思う」と述べていた。

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