「世界ふしぎ発見!」38年の歴史に幕 草野仁「意外に早かった」黒柳徹子「寂しい」30日最終回

 TBS系の紀行クイズ番組「世界ふしぎ発見!」が30日、午後7時からの3時間スペシャルでレギュラー放送の最終回を迎える。1986年4月19日の放送から38年。初回から出演してきた草野仁(80)、黒柳徹子(90)、野々村真(59)、また昨年4月から司会を務めてきたフリーの石井亮次アナウンサー(47)がこのほど、都内の同局で、最終回収録直後に行われた囲み取材会に出席し、番組への感謝や思い出を語った。

 TBSが誇る長寿番組は、30日に放送される最終回とスペシャル回を含め計1722回を放送。38年間で170の国と地域の「ふしぎ」をお茶の間に届け、取材映像は4万時間にも及ぶ。

 同番組でクイズ番組史上最長となる37年の司会記録を打ち立てた草野は「38年間というととても長いと感じるけど、実際に終わってしまった時は『意外に早かったな』という感じ」と充実の表情。200回以上の全問正解をたたき出した黒柳は「やっぱり38年間ご一緒だった草野さんにしても皆さんにしても、来週からお会いできないと思うとすごくさびしいです」とぽつり。今後は特番として放送されることから「それを楽しみにしています」と笑顔を見せた。

 番組は2人の掛け合いも見どころの一つで、草野は「実は黒柳さんとは、司会者と解答者として切磋琢磨して“やり合う”というのが存在しました」と告白。草野によると、黒柳は収録中は何事も「きっちり」メモをしていたといい「私とのやりとりまで収めていて。ある時から私の表情を細かく観察して『こいつは本当のことを言ってるのか』っていうような所も見破ろうとなさっていた」と述懐。「私の方としてもそれに気がついて全然違う印象の表情をしたりとかしていた」と長寿番組ならではの“バトル”を振り返った。

 野々村は、正答率の低さが原因で降板の可能性があったものの、そのキャラクター性が親しまれてきた。終幕にあたり「僕は22歳でこの番組に出させてもらって、今年60歳を迎える」とし「サラリーマンの方だったら定年を迎えるように、この番組で社会人として最後まで全うしたのかなと思うとすごい感無量」と感謝を口にした。

 昨年4月に草野から司会の座を引き継いだ石井アナは「本当に充実した1年でした」と看板番組に関われたことを喜んだ。節目の最終回は、過去の総集編として厳選した映像を公開。華々しくフィナーレを飾る。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス