膳場貴子アナ「報道特集」最終出演で挨拶「事実を積み上げていく番組が役に立てたらの思いで」8年間キャスター笑顔で終幕
元NHKの膳場貴子アナウンサーが30日、キャスターを務めてきたTBS「報道特集」に最終出演。エンディングで挨拶をした。
「私も今日で報道特集を離れます。8年間、お付き合いをいただいたんですが、この8年間は調査報道の意義が増すのを実感する時期でもありました」と晴れやかな顔を見せた。
続けて「今は情報量も多いですし、誰もが発信できる時代です。いいことだと思います。でも同時にフェイク情報を鵜呑みにしてしまったり、どこかで聞きかじった誰かの意見で、議論を済ませてしまったりする危うさを感じています」と落ちついたトーンで語りかけ。
「そんな中、現場で当事者の声を伺って、事実を積み上げていくこの番組が、みなさまの役に立てたらいいなという思いで毎週この場におりました。改めて8年間、どうもありがとうざございました」と話した。
膳場は今後、同局の「サンデーモーニング」(日曜 午前8・30)で関口宏の後任として司会を務める。