吉永小百合 坂本龍一さん追悼朗読 涙「天井の向こうにいると思って詠みました」
昨年3月に死去した音楽家・坂本龍一さんを追悼する「東北ユースオーケストラ演奏会2024」が31日、都内で開催され、女優の吉永小百合(79)が朗読を披露した。
東北ユース-は坂本さんが立ち上げた東北復興支援プロジェクト内で編成され、坂本さんが監督を務める楽団。演奏会は今回が7回目で、吉永も全ての演奏会に出演してきた。
公演後取材に応じた吉永は「きょうは天井の向こうに坂本さんがいると思って詠みました」と涙。カーテンコールでは終始天井を見上げ「神は意地悪で、坂本さんのような素晴らしい方をあんな早く天国に迎え入れたっていうのはすごく悔しい思いだった」とし「けれど、東北ユースの子達が一生懸命やってくれて、来てくださった方も暖かく応援してくださったからうれしい」と語った。
同楽団は鎮魂歌として「Merry Christmas Mr.Lawrence」など坂本さんが手がけた14曲を披露。吉永は「何度か(坂本さんと)共演してそばで聴いていたのでどんどんこっちに降りてくださってる気がした」と感慨深げに話した。