「ぐるナイ」30周年 ナイナイが「いまだに番組をまったく信用してない。そこが面白い」 番組総合演出が明かす
日本テレビ系の看板バラエティー番組「ぐるぐるナインティナイン」(木曜、後8・00)が4日の放送で30周年を迎える。放送開始から四半世紀以上。時代が変わり、視聴者の趣向も移りゆく中で、名物企画「グルメチキンレース・ゴチになります!」を中心に、今もなお絶大な支持を集めている。飽きさせない秘けつや変わらないこと-。2016年から同番組の総合演出を担当している三浦伸介氏に聞いた。
番組の歴史は、ナイナイがキャリアを重ねていく軌跡でもある。ベテランの域に達している2人について三浦氏は「番組が大きく間違わなかったのは、2人のベテランならではのかじ取りというか、こういう風に番組を持っていこうっていう、言葉には出しませんけど、その辺が大きかったんじゃないかなと思います」と感謝する。
番組開始当初は「やっちまえ!みたいなところでやった企画も多かった」といい「ちょっとしたケガとか、思い描いた通りにうまくいかないことが恐らく他の番組と比べて圧倒的に多かったと思う」と述懐。新企画の説明の際には「これ、ホントにシミュレーションしたんか?」と言われるといい「いまだに番組をまったく信用してない。そこが面白いんですけどね」と笑った。