3児のママ・鈴木亜美「ママってタフだなぁ」 子育てはRPG 攻略本なし!「型にハマらず新人ママの気持ちでやっています」

 タフと笑顔が素敵な鈴木亜美(撮影・堀内翔)
 子育てについて語る鈴木亜美(撮影・堀内翔)
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 芸能界の子育て世代に育児のアレコレを聞く企画「ママって○○」「パパって○○」に、歌手の鈴木亜美(42)が登場する。7歳の長男、4歳の次男、1歳の長女の3児のママとして、育児と格闘中だ。子供3人目ともなれば育児はお手の物か…と思いきや、依然として三者三様の個性に翻弄される毎日。自己流の子育て術を明かしつつ、鈴木は「ママってタフだなぁ…」と世界中の母を尊敬する。

 子育てはRPGだ。攻略本は存在しない。「この子のここは楽、ここは大変という場面が全部違う。次は大丈夫だと余裕でいても『え~!嘘でしょ』という予想外のことが起きる。3人育ててもまたイチから。今は『子育てはこうなんだ』という型にハマらず、新人ママの気持ちでやっています」。正解のない育児という“ダンジョン”を手探りで切り開いている。

 歌手としてのこだわりとは裏腹に、育児に関して細かいことは気にしない主義だ。「3人の同時進行は無理。長男には自分ができることはやってもらっている。下がまだ手がかかるので、最近はお風呂掃除をお小遣い制にして、すごい頑張ってくれている。子供をうまく誘導して、褒めながらやるのが大事」。子供を“仲間”に加え、円滑にゲームを前に進める。

 ポジティブな長男、こだわりが強い次男、マイペースな長女。個性が異なる3きょうだいに立ち向かうためには、夫と協力プレイが肝心だ。「家の中でやることが大体私で、外へ出たら体力のあるパパが積極的に遊び相手をやる」とザックリと役割を設け、大前提として「家事育児は気付いた方が率先してやる。見て見ぬふりはしない」と取り決めをしている。

 目まぐるしい日常にサウナやジムといった“自分時間”を生むため、時短術は研ぎ澄まされている。「絶対にルートは変えないです。家事の順番から掃除機のルートまで変えない。掃除機をかけている途中で何かあっても、次はどこからか分かる。朝送り出すまでにどれだけできるか。タイムアタックみたいな感じです」。効率重視で、自分時間を捻出している。

 子供から贈られる手紙や似顔絵を大事に保管しており、「どんどん顔が似てきたり、言葉が増えたりするので、成長の過程を見られてうれしい」と親心を揺らす。「運動会、お遊戯会も感動で泣いちゃって。自分でそんなに泣くことはなかったけど、子供ができてから子供が頑張っているとすごく泣ける」。行事の度に“涙腺崩壊”で、子供の成長を喜んでいる。

 3児は鈴木の仕事を理解しており、テレビに出演する度に「鈴木亜美ちゃんだ!」と大騒ぎ。「子供たちが(テレビに出ているのを)喜んで見てくれているので、仕事はずっと頑張りたいなって思います」。昨年7月からデビュー25周年イヤーを過ごしている鈴木。3児の成長と応援を糧に、仕事も育児も本気で立ち向かっていく。

 ◆鈴木亜美(すずき・あみ)1982年2月9日生まれ、神奈川出身。98年2月にオーディション番組「ASAYAN」で1位を獲得し、同年7月に「love the island」で歌手デビューする。「あみ~ゴ」の愛称で親しまれ、代表曲は「BE TOGETHER」「White Key」など。私生活では、16年7月に一般男性と結婚し、17年1月に第1子、20年2月に第2子、22年8月に第3子を出産。22年度の「ベストマザー賞」を受賞した。

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