SUPER EIGHT・安田章大 脳腫瘍の後遺症で「100%死んでた」危機 脱退考えるもメンバーの励ましで復活
SUPER EIGHTの安田章大が、5日放送のTBS系バラエティー「中居正広の金曜日のスマイルたちへ 2時間SP」に出演。脳腫瘍の壮絶な闘病を明かした。
安田は2017年、収録の合間に閉塞感、圧迫感、めまい、ふらつきを覚え、病院で検査を受けた結果、脳腫瘍の一種である髄膜腫が発覚した。腫瘍は約8センチというこぶし大の特大サイズで、1週間後に緊急入院。12時間にも及ぶ手術で摘出した。
10日で退院して2日後には仕事に復帰したが、後遺症として光に異常な反応を示す「光過敏」が残った。現在もサングラスは手放せない状況で、カメラのフラッシュ等には過敏になっており、立ちくらみや目まいなどの症状が出るという。
仕事復帰となった現場には100人以上の報道陣が集結。安田の症状は未公表だったため、多量のフラッシュが浴びせられた。「写真を撮られている最中にふらつき、気持ち悪さがあった」という安田を、隣に立った錦戸亮(現在は脱退)が「ベルトを持って倒れないようにサポートしてくれた」という。安田は「メンバー全員ですね。持ってくれたのは亮でしたけど、その時は」と、メンバーの助力に感謝した。
手術の3カ月後には主演舞台もこなしたが、1年2カ月後には医師から指摘されていた「術後てんかん」の発作が起きた。自宅の入浴中に発症し、のけぞりの強さで背骨と腰骨を骨折。さらに浴槽に顔を付けたまま気絶するという絶体絶命の危機に陥ったが、たまたま居合わせた友人が異変に気づいて一命を取り留めた。
安田は「引き揚げてもらってなければ、100%今がないな。死んでたんだな…って実感がありますね」としつつ、「命の長さってたぶん決まっているので、まだ死ぬところじゃなかったんじゃない?ってだけの感覚ではあるんですけど」と淡々と説明した。
その際も極秘で入院したが、入院中にメインボーカルを務めていた渋谷すばるが脱退。安田は会見に出席することもできなかった。さらに全身の強烈な痛みに苦しみ、歩くこともできない状態ながら、3カ月後に控えた全国ツアーには復帰せざるを得なかった。
心身の限界を迎えた安田は「すいません、無理です。こんな状態やと、みんなの足引っ張るだけだし、もうやめさせてください」と泣きながら謝罪し脱退を訴えた。「脱退は一度や二度じゃなくて、やっぱりグループの印象です。グループの印象が悪くなると、CMとかもメンバー全員を起用したいとなっても『1人サングラスかけてる方はちょっと…』っていうのは商品の印象にも関わってくる」と理由を語った。 話し合いを続ける中、メンバーの大倉忠義からは「ヤス、頼むから、ただただ生きてくれ」との励ましを受けた。安田は「とてつもない温かい言葉であり、“本気”というものが刺さったり…。残ってますね」と述懐。その他のメンバーや、ファンの存在などで苦難を乗り越えたことを明かした。