自民党離党の世耕氏 近大入学式であいさつ 「学生の皆さんをこんなに大切にする大学」
派閥の裏金問題に絡む離党勧告を受け、自民党を離党した世耕弘成参院議員が6日、自身が理事長を務める大阪・東大阪市内の近畿大学の入学式に出席し、8840人の新入生に祝辞を述べた。
「新入生の皆さん、本日は御入学、誠におめでとうございます」とあいさつ。つんく♂プロデュースで派手な演出で知られる入学式だが、「スタートから皆さんに楽しんでいただくことだけが目的ではありません。つんく♂さんをはじめ、OBの皆さんが力を合わせて、そして教職員が力を合わせて、近畿大学というのは、学生の皆さんをこんなに温かく迎える大学、こんなに大切にする大学なんだということを示したい、そういう気持ちの入学式であります」と意図を明かした。
また、「変化の激しい社会における自分の立ち位置をしっかりと把握してもらって、立派な社会人として、4年後、6年後、2年後に近畿大学を巣立っていただきたい。そのことを祈念して、そしてそのために近畿大学は全ての力を教職員が結集していくことをお誓い申し上げまして、お祝いのごあいさつとさせていただきます。本日はおめでとうございます」とエールを送った。