００年に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「オードリー」が８日、ＮＨＫＢＳで再放送され、地獄展開が更に加速。ヒロイン・美月の育ての親となる滝乃（大竹しのぶ）のプライドの高さがにじみでるセリフにネットも震えた。

　この日の「オードリー」では、滝乃が「理事長に話をつけた」と、裏口？とも取れる行為で入園が決まった名門私立幼稚園の入園式が行われた。美月は園長先生から名前を呼ばれるも、返事ができない。何度も園長先生が名前を呼んだことから、美月の父・春夫（段田安則）は園長へ「今日の返事ができないことを責めるより、明日の成長を信じるのが教育では」「オードリーは英語もしゃべれる。いつもはほんまにノビノビした子なんです」などと大勢の前で言い放つ。他の保護者はクスクス笑いだ。

　帰宅後、入園式の様子を聞いた滝乃はビックリ。春夫も愛子（賀来千香子）もついていながらどうしてそんなことにと攻め立てると、ついに愛子が反論する。

　愛子は自分と滝乃が同世代の子たちと遊ばせなかったことで「子ども慣れしていなかった」と指摘し、美月を取り巻く環境を「変わった環境」と言ってしまう。

　これで顔色が変わったのが滝乃。「変わった環境やからこそ、立派な人間に育つこともあるんやない？何でも平等という最近の考えは、私にはわからへん。美月ちゃんも京都の女として、誇り高う育てたいと思うてるけど？」とピシャリ。これに愛子は「それと今日のことは（関係ない）…」と首を傾げる。そして幼稚園に行きたくないという美月のために、ついに車を購入することも考え出す。

　滝乃は、美月が近所の太秦の子たちと遊ぶことを毛嫌いし、「スターさんがいて華やかに見えるが汚れた世界」「あんな所の子と遊んでほしくない」「立ったまま、誰が食べたかわからない焼き芋を食べるなんて」などと平気で言い放つ。

　滝乃のプライドの高さにネットも震撼。「美月に撮影所の子と遊ぶなっていう滝乃さんの圧が怖…」「滝乃は反省する日がくるのか？」「砂糖漬けどころではない滝乃の育て方」「美月のためと言いつつ自己中以外の何者でもない」「滝乃の美月独占ぶりが昼ドラ並に怖い」など相変わらず、震え上がっている。