堂本光一 最後のSHOCK 「いつも通り」4・11開幕も自然体 22日に節目の2000回
KinKi Kids・堂本光一(45)が9日、都内で主演ミュージカル「Endless SHOCK」(11~31日、東京・帝国劇場など)の開幕記者会見と公開ゲネプロに、共演するtimelesz・佐藤勝利(27)らと登場。21歳だった2000年から主演を務めてきた「SHOCK」シリーズは、11月の公演を最後に終幕。ラストイヤーを直前に控えた光一は「いつも通り」と自然体で目の前の公演に向き合う考えを示した。
長きにわたって積み重ねてきた日常は、自然と気持ちと心を引き締める。ラストイヤーの開幕まであと2日。舞台上に登場した光一は「まだ実感はないのが正直なところ。いつも通り稽古場で稽古をして、いつも通り舞台小屋入りして、舞台上で稽古をした。いつも通り幕が開くのではないかな」と落ち着いた口調で心境を語った。
きらめく花火が打ち上がる。21歳だったミレニアムイヤーの初演時を「打ち上げ花火があがるようにと『MILLENNIUM SHOCK』が始まった」と振り返りながら「最後にこうして打ち上げ花火のようにいっぱいやろうと『Endless SHOCK』をたくさんやらせてもらえる」。そして「この場を用意してくださったみなさんに感謝したい」と共演者や公演を支える裏方への思いを語った。
大きな節目が待っている。22日の公演で単独主演2000回を達成予定で、5月9日には尊敬する森光子さんの「放浪記」を超え、国内の単独主演の最多となる2018回を記録する予定。その後は大阪、博多を回り、11月には再び帝国劇場へと帰還。それでも「この景色や一つ一つのシーンをかみしめ、目に焼き付けながら、皆さまとの時間を大切に。いつも通りこの『SHOCK』の世界で、とりあえずこの2カ月は生きられることを大事にしたい」。目の前の公演に全力を傾ける姿勢は変わらない。
3月末でKinKi Kidsの堂本剛(45)が事務所を退所。その事務所も、新年度となる1日から新体制で本格的に始動した。目まぐるしく変わる環境の中、自身の今後については「今ここで話せることはないんですけど」と前置きして「ファンの皆さんが安心してエンタメを楽しめる環境を整えているところです。今は『SHOCK』に集中して、もちろん並行してまとめていきたい」と話すにとどめた。
公開されたゲネプロでも「一つ一つを目に焼き付けてください」と呼びかけ、総合芸術として細部まで磨き上げられた作品を入念に確認。「ありがたいことにいつも通りです。いつものように、身も心も引き締まるという気持ちです」。25年目の幕が上がる。