沖縄国際映画祭実行委員会は２００９年から始まった「島ぜんぶでおーきな祭　沖縄国際映画祭」を２０、２１日に開催される第１６回をもって終了すと１０日、同映画祭の公式サイトで発表した。

　委員会は公式サイト上に文書を掲載し、今年限りで終了することを報告。そして「先月開催いたしました沖縄国際映画祭実行委員会臨時総会以降、今後の映画祭運営の在り方を検討してまいりましたが、第１６回の開催を最後として本委員会は解散することとなりました」と経緯を明かした。

　０９年に始まった「沖縄国際映画祭」は１５年からは「島ぜんぶでおーきな祭」との名称を加え、映画だけでなく、音楽・お笑いなど、沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典として開催されてきた。一方で、先月６日には委員会の一員だった吉本興業が、運営から退くことを発表していた。

　委員会は「沖縄の地元の皆様のお力添えのおかげで、近年は沖縄の春の一大イベントとしてご評価をいただけるまでになりました」と感謝をつづり、最後には「本委員会を主催者として開催する沖縄国際映画祭は最後となりますが、今回もラフ＆ピースのコンセプトのもと皆様への感謝とともに笑顔で幕を閉じたいと思います。お客様には今回の映画祭もめいっぱい楽しんでいただけると幸いです」と結んだ。