STARTOが東京Dでスタート! 13組72人 グループの垣根超えた夢コラボにファン熱狂
旧ジャニーズ事務所の流れをくむSTARTO ENTERTAINMENTによるコンサート「WE ARE! Let’s get the party STARTO!!」が10日、東京ドームで行われた。同社に所属する総勢13組72人のアーティストが出演。ステージでは、2日に発表された能登半島地震へのチャリティーソング「WE ARE」など全42曲が披露された。また、5月30日の大阪公演が生配信されることも発表された。
東京ドームに満ちる歓喜の波が途切れない。トップバッターを飾ったHey! Say! JUMPの山田涼介(30)の「ヘイヘイ東京ドーム!騒ぐ準備はできていますか?」のかけ声とともに、“パーティー”が開幕。SUPER EIGHTの村上信五(42)は「われわれの新たな一歩、スタートだと思います」とあいさつした。
開幕から、出演グループが切れ目なく続々と登場。MCパート前のSnow Manの「ブラザービート」終盤には、各グループがステージに集結。嵐・松本潤(40)とSUPER EIGHT・大倉忠義(38)が演出を担当した、息つく暇のないステージにドームを埋め尽くした5万5000人が酔いしれた。
夢のコラボも続々と実現。5月にデビューが決まったAぇ!groupなど関西発ユニットによるステージが歓声を集めれば、KAT-TUNと同グループのバックダンサーを長らく務めたKis-My-Ft2、さらにそのキスマイのバックを務めたTravis Japanのトリプルコラボも登場。デビュー10周年のWEST.と同20周年のSUPER EIGHTもステージ上で並び立った。
終盤には、大阪公演のみの出演となったNEWSの「希望~Yell~」を全員で歌唱。ラスト曲には、大倉が「どんな時も応援してくれる皆さまに感謝を込めて歌いたい」と紹介して、チャリティーソングである「WE ARE」を披露。会場の思いを束ねた。
ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて設立された新会社の本格始動となるライブまでには、同氏の名を冠した事務所、関連会社、グループ名の変更など多くのアーティストを取り巻く環境が大きく変わった。
迎えた4・10。Kis-My-Ft2・玉森裕太(34)が「今できるパフォーマンスを通して、思いが届いてくれたらうれしい」と語れば、timelesz・菊池風磨(29)は「この先もファンのみなさんと一緒に歩んでいければ」と呼びかけた。何よりも伝えたかったのは、激動の時期を支え、再出発を見届けた人々への感謝だった。