尾上松也に尾上右近がチームリーダー力を絶賛 先輩だけどついタメ口使っちゃう
歌舞伎俳優の尾上松也(39)と尾上右近(31)が12日、京都・南座で行われた「新作歌舞伎『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』衣裳展」(4月13日~5月6日)のプレオープン記念トークショーに出席した。昨年7月に東京・新橋演舞場で松也が主演に加えて初の演出に挑戦した舞台。実際に使用された衣裳や小道具等の展示などが行われる。
主演と演出の二刀流を果たした松也は、トークショーの中で「チームリーダー力」を絶賛された。右近は「一人で何でもするのではなく、みんなに意見を求めたりとか。こういうのどうですか、みたいなことを提案しやすい空気みたいなものを大事にされていた。でもその裏側には、やっぱりすごく気配りをしてる。気配りとか気遣いって、その相手に気づかれないことだと思うんですけど、それがすごい」とたたえた。
後輩の称賛に松也は「何が正解かわからないですし、いろんなやり方があると思います。それはスポーツでもそうだと思いますね。僕が企画してますから、作品に情熱と愛情を持ってるのは当たり前なんですけど、そのベクトルを共演者やスタッフのみなさんに向けることが大事だと思います。そのために、とにかくチームの雰囲気を明るくすることが僕のやり方」と、チームを引っ張る信念を語った。
また八つ年上の松也について右近は「子どもの頃からお兄ちゃん。こういう公式の場ではなるべく敬語を使うようにしているけど、ついタメ口で、みたいな。すみません、いつも大丈夫だと思ってしゃべっています(笑)。でもそういう、僕の中では、役者である前に人間なんだっていうのを一番感じさせてくれる存在」と、2人の“家族同然”の関係を笑顔で語っていた。