宝塚 宙組公演6月に約9カ月ぶり再開へ 演目変更、異例のショーのみ上演
宝塚歌劇団は13日、宙組公演を6月20日から再開すると発表した。昨年9月に宙組劇団員が転落死し、10月1日から宙組公演も大劇場公演はもちろん、外部の劇場公演も全て中止となっていた。宝塚歌劇団では3月28日に、遺族側との女性遺族との合意書が締結されたことを発表し。今回は9カ月ぶりの宙組公演となる。通常は芝居とショーの2本立てだが、今回はショーのみの特別公演「Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-」で再開。主演は宙組トップスター芹香斗亜とトップ娘役・春乃さくらがつとめる。
歌劇団はホームページで「このたびの宝塚歌劇団宙組劇団員の逝去を受け、ご遺族の皆様には心よりお詫び申し上げます」と謝罪。「また、宙組公演につきましては、公演中止や演目変更等により、お客様に大変なご心配とご迷惑をおかけしたこと、誠に申し訳なくあらためて深くお詫び申し上げます。これまでお芝居とショーの2本立て公演をお届けしていたところ、今回は宙組にとりましておよそ半年ぶりの公演となることから、十分な準備期間を確保し公演の万全を期すため、ショーのみの開催となること、ご容赦、ご斟酌賜れれば幸いです」とした。
劇団は合意書締結時の会見で「劇団側は遺族側の意向を受け、14項目のハラスメントについて認め「全ての責任が劇団にある」と認めた。さらに上級生のパワハラについては「強い叱責がパワハラに当たることに気づきもなかった。劇団が教育することもなかったのが原因」とした。。
再開される宝塚大劇場は6月20日~30日。東京宝塚劇場は7月20日~8月25日。