宇多田ヒカル 19歳で卵巣嚢腫→摘出手術「産婦人科になんとなく行ったら見つかって」ショックな体験も「逆に成長も」

 デビュー25周年を迎えたシンガー・ソングライターの宇多田ヒカルが13日、日本テレビ「with MUSIC」に出演。19歳で卵巣嚢腫の手術を受けていたことを告白した。

 MCを務めるフリーアナウンサー有働由美子と対談。「つらい時はあった?」と聞かれると、「普段、つらいって思わないんですけど、そういうのが過ぎると、急に体に出ちゃったりとか。体調崩して仕事をキャンセルしないといけなくなったときとか。そういうのはショックでしたね」と語り出した。

 「迷惑かけたり、それで周りに助けてもらわなきゃいけなかったりする経験を積むと、逆に成長しません?だれにも迷惑かけずに、自分ひとりで全部バッチリ生きて行くなんて人間、っていうか生き物、いないじゃないですか」と宇多田。

 そう考えるようになったきっかけを有働から聞かれると、「最初に体調を崩して、思い切り仕事をキャンセルしたのは、19歳のときに、初めて産婦人科になんとなく、行っておこうって。アメリカの人って初潮のときくらいから行くけど、私は行ってないなと思って行ったら、いきなり卵巣嚢腫が見つかって。いきなり手術ってなって」と明かした。

 2002年当時、アルバム発売を控えていた。「プロモーション…あしたビデオの撮影もあるし、テレビもあるし、えっ?えっ?って。すぐやんなきゃダメってなったから、体調崩しちゃって、生放送のテレビとか出られなくなっちゃって」と仕事を休まざるをえなくなった。当時の報道では、左卵巣を全摘出したという。

 宇多田は「本当なら細かいこと言わないでそっと休みたい気持ちがあったんですけど。プライバシーというか。でも仕事をキャンセルした理由を発表しないといけなくなって。でも発表してみたら、『そういうことを知りました』という女性がいたり、体に異変があった女性の気持ちがすごく分かったし、それが一番最初に感じた印象的なことですかね」とコメント。つらい出来事から成長を感じた体験を振り返った。

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