タレント・今田耕司が１４日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。銀行詐欺の疑いで訴追されたドジャース・大谷翔平選手の元通訳・水原一平容疑者について言及した。

　番組では、水原容疑者を米連邦検察が銀行詐欺の疑いで訴追したことを特集。大谷の銀行口座の連絡先が水原容疑者の電話番号などに変更されたことや、銀行との電話で水原容疑者が大谷になりすましていたこと、勝った総額が約２１７億円だったのに対して負けた総額が約２７９億円で損失総額は約６２億円に上ることを伝えた。賭博以外でも転売目的で約４９００万円分の野球カードを大谷の口座から購入していたことなども紹介した。

　意見を求められたキャスターの安藤優子は「ここまでやってたのかっていうのが率直なところですよ」とけた外れな賭博行為にあきれ果てた。野球カードの購入についても、「自分の賭博のツケですか？その借財の部分を何とか埋めようとしたのかもしれませんけれども、それって人のお金でやることなんですか？人のお金で賭博やるって何ですか？」と憤った。

　すると、以前同番組でギャンブル依存症の友人がいたと明かしていた今田は「絶対、理解できないですよ。この人種の方は、我々には。絶対やらない人間には分からない感覚なんですよ。絶対バレるじゃないですか、いつか」と隣に座る安藤を諭すように話した。

　それでも安藤は「大谷さんが全幅の心配を置いて、水原さんに全てを任していたわけですよね。その横にずっと自分は、大谷さんのお金を使い込んでいるにもかかわらず、横に立ってサポートするって、どういうふうな気持ちだったら、できるんですかね」と納得いかない様子。

　今田は「分からないです、それが。どれだけ考えても、我々には絶対に分からない人たちなんですよ」と冷静に返した。

　「だって隣の私が、今田さんの…」となおも食い下がる安藤に、今田は「やるんですよ。友達のふりして、普通に裏でやってるんですよ。自分でも止められない。怖いんですよ」と実感を込めて明かしていた。

　今田は３月３１日の同番組で、今田は「（周囲には）言わへんねん。依存症の人は言わないのよ。そこだけは隠すのよ。バレないようにすんねん、ホンマに」とギャンブル依存症について苦い表情で話した。ＭＣの東野幸治から「周りでいたんですか？」とツッコまれると、今田は「あなたもよくご存じの…僕の同級生です」と苦笑い。

　今田は「すぐに分かるのに、その場しのぎのウソをつくという、本当に特色としか思えない」とギャンブル依存症の恐ろしさを口にしていた。