小金沢昇司さん偲ぶ会に300人 兄弟子・山本譲二が思い出話披露
今年1月に死去した歌手・小金沢昇司さん(享年65)の「小金沢昇司 偲ぶ会」が15日、都内で開かれ、山本譲二、松原のぶえ、原田悠里ら北島ファミリーの歌手に加え、小林幸子、堀内孝雄、角川博、新沼謙治ら親交のあった歌手、関係者ら約300人が出席。別れを惜しんだ。
式典の終盤には、小金沢さんの歌手活動の軌跡をたどる映像が流れた。師匠・北島三郎の付き人時代のやんちゃな姿。「歌手の小金沢くん」として話題となったCMなど数々の活躍する様子。その中で小金沢さんは、常にやさしい人柄がにじみ出た笑顔をみせていた。そして映像のラストは、代表曲「ありがとう…感謝」のフルコーラスの熱唱シーン。会場の全員に感謝を伝えるかのような「ありがとう!」を連呼する歌唱に、多くの人が涙した。
最後にあいさつに立った兄弟子の山本譲二は「弟子の中で一番オヤジ(師匠の北島三郎)に叱られたのが昇司」と、小金沢さんの数々の失敗談、思い出などを明かしてしのんだ。そして「今日はこんなにすばらしい歌仲間が集まってくれました。アイツも喜んでいると思います。笑っていると思います。たまには昇司のことを思い出してやってください」と、悲しみをこらえながら呼びかけていた。