松本潤&長澤まさみ&永山瑛太が3兄弟役で「正三角関係」 野田秀樹氏最新舞台「この作品のために生まれてきた3人」
演出家・野田秀樹氏(68)が主宰するNODA・MAPの新作舞台「正三角関係」(7月11日~8月25日、東京芸術劇場プレイハウス他)の上演が決定し、嵐・松本潤(40)、長澤まさみ(36)、永山瑛太(41)が3兄弟を演じることが17日、分かった。東京公演を皮切りに北九州、大阪を巡り、11月には野田氏にとって初となる新作での英ロンドン公演が待機している。
「カラマーゾフの兄弟」をモチーフに、野田氏が花火師の家族「唐松族の兄弟」によるサスペンスを創出。自身13年ぶりの舞台出演で、野田作品に初参加の松本は花火師の長男役となる。永山は物理学者の次男役で、長澤は聖職者の三男に加え、性格的にも真反対な女性の2役を演じる。3人は舞台初共演だが、野田氏も「この作品のために生まれてきた3人」と大きな期待を寄せている。
松本は20代の頃から野田氏と交流を持ち、06年にはワークショップに初参加。NODA・MAP公演にも足しげく通って楽屋などで演出技法などを語り合い、自身が演出を手がけるライブで実践することもあった。嵐としてのグループ活動など、これまではスケジュールの問題で実現しなかったが、満を持しての初タッグとなる。
松本が「大きな挑戦になりますが、一生懸命食らいついて、できる限りの稽古を重ねて初日を迎えたい」と話せば、長澤は「舞台はお客さんも出演者のひとり。その場を共有した同志のひとりとして、一緒に楽しい舞台を作っていけたら」と意気込み。他にも村岡希美、池谷のぶえ、小松和重、竹中直人が出演し、永山は「共演者も曲者揃い。演るしかない」と気合を入れている。