俳優の草彅剛が２３日、都内で行われた、主演の時代劇映画「碁盤斬り」（５月１７日公開）の完成披露舞台あいさつに、共演の清原果耶、小泉今日子らと出席した。

　同作は古典落語の人情話「柳田格之進」をもとに、冤罪（えんざい）によって娘と引き裂かれた武士の復讐（ふくしゅう）劇を描く。作中では普段の気さくなキャラクターとは正反対の寡黙な武士を演じており、「（撮影を終えて）見終わった後に『ちゃんとやってたな』と思って。不思議ですよねー」と自画自賛でアピールした。

　共演の音尾琢真には「撮影中、神経が研ぎ澄まされているのか、“座らない草彅剛”というものを見させていただきまして」と撮影中の姿を暴露された。「撮影時に座らない」俳優と言えば、高倉健さんがおなじみだけに「“高倉”剛です」とニヤリ。実際は「座ると５秒で眠くなっちゃうんです」といい、「普段は１０時にはちゃんと寝ます」と早寝をしていることも明かした。

　撮影全体のエピソードとして、草彅は「すごい楽しかった。キョンキョンさんもすごいファンなので」と、小泉との２９年ぶりの共演を振り返り笑顔。「自分の持ってるものを全て出し切れた」といい、「僕の代表作になったと思います」と自信を見せた。