石原さとみ「変わりたい、壊してほしい」監督に直談判→3年音沙汰なし→出産後の女優復帰作に
女優の石原さとみ(37)が24日、横浜市内で行われた「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」オープニングテープカットセレモニーと主演映画「ミッシング」(5月17日公開)舞台あいさつ、特別試写会に登壇した。
石原は2022年に第1子を出産し、約1年9カ月ぶりに女優復帰を果たしたのが同作。突然いなくなった娘の帰りを懸命に待ち望みながら、マスコミや世間の声に翻弄(ほんろう)される母親を演じ、「宝物のような作品」と振り返った。
吉田恵輔監督には出演を7年前に直談判。「自分の伸びしろを信じたいとすごく感じていた。自分にはもっとできることがあるのではないか、私自身が知らないところにいってみたい、もっともっとお芝居が好きになりたい、学びたい、変わりたい、今の自分を壊してほしいなとすごく思った。この人(吉田監督)だったら私を変えてくれるはずだと直感で思った」と改めて理由を語った。
ただ「お会いした瞬間、監督は酔っぱらっていたんですが…」と明かし、「『あなたの作品に出たいです。どんな作品でもいいです』って言ったら『ちょっと石原さんはメジャーでイメージが湧かないな。都会のにおいがするな』って。だからこそお願いしたいんですって。3年間全く音沙汰なかったんですけど、3年後に『脚本を書きました』と連絡をいただいて飛び跳ねるように喜びました」と出会いの思い出を明かした。
この日は新映画館開場のオープニングテープカットセレモニーも行った。「映画館の新しい香りがしますね。入ってきた瞬間に新しいって。存分に楽しんでもらえたら」と笑顔で呼びかけた。