SixTONES・京本大我“新ラブコメ王” 「姿勢、まばたきの回数」まで演技追求 フジ系「お迎え渋谷くん」でファン続々と沼落ち

 役作りでジャージに雪駄でポーズを決める京本大我(撮影・開出牧)
 役作りでジャージ姿でポーズを決める京本大我
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 SixTONESの京本大我(29)が世の女子をもん絶させている。「かわいい」と「かっこいい」が共存する眉目秀麗なアイドルとして人気を博し、ファンは続々と沼落ち。現在放送中のカンテレ・フジテレビ系主演ドラマ「お迎え渋谷くん」(火曜、後11・00)では恋を知らない売れっ子俳優を熱演し、ウブな恋心を表現している。お茶の間に胸キュンを届ける京本に話を聞いた。

 新たな“ラブコメ王”の誕生だ。京本は、恋愛経験ゼロの人気俳優・渋谷大海役。妹が通う保育園の先生にほれ、段階をすっ飛ばしてド直球にアタックするなど、予想外の行動に「キュン超えてギュン!」「すべてが尊い」と視聴者は心を乱されている。自身2作目のラブコメながら、ウブな渋谷くんを表現し、「この芝居のテイストの京本を初めて見たと感じてもらえると思う」と確かな手応えをつかんでいる。

 視聴者をトキめかせるため、細部まで演技を追求。「演じる上で姿勢、まばたきの回数などを考えている。フラットで見せたいがために、自分なりのこだわりがある。まばたきの回数で言うと、普段は減らして、感情が揺れ動く時にあえて増やしている。細かい所も含めて、渋谷君の気持ちの現れ方は繊細なので。分かる方に伝わったら」。渋谷くんの一挙手一投足に注目し、後半戦を視聴すると面白そうだ。

 恋を知り、一直線に思い人へアタックを続ける主人公。京本自身は恋をすると、どうなってしまうのか。「僕自身も駆け引きが好きじゃなくて、自分で気持ちが芽生えたら、もう結構ガツガツいっちゃう。そういう所は渋谷くんと似ています。好きになったら、隠さずに短時間でガッといく。2年とか、3年とか片思いをしてられないです。いける限り爆速でいって、振られての繰り返しです」。役の恋愛観とリンクする部分がある。

 SixTONESは、5月1日に結成10年目に突入する。「ありがたいことに音楽性も含めて、年相応にやれている感じがある。メンバーも30代に入り始める所まで来ている。キラキラした物をやっていたら、30代はどうしていくかと会議になると思う。でも、僕らはナチュラルに30代に移行できそうな楽曲制作やライブをやってきているので、とがっている感じを減らしてスマートになっていくのかな」と洗練された未来を描く。

 12月で30歳を迎える。20代ラストを過ごす京本は「ロック界では『27』が節目。27歳で亡くなるスターが多いので、僕も27歳の時に面白いことをたくさんやっていきたいと思っていたけど、コロナ禍であまり大きなことができなかったので、次の節目は30歳。20代の最後を駆け抜けたと思える、仕事量とか質を夢見ている。ありがたいことに年間の予定が全部埋まっていて、12月まで何をすれば良いのかが明確。あとは健康面。迷惑をかけないように一つ一つ終えたい」。30代へつなげるべく、今を豊かに生きていく。

 ◆京本大我(きょうもと・たいが)1994年12月3日生まれ。東京都出身。父は俳優の京本政樹、母は元アイドルの山本博美さん。06年5月入所。メンバーカラーはピンク。15年5月にSixTONESが結成され、20年1月にCDデビューした。俳優業も精力的にこなし、19年に舞台「HARUTO」でミュージカル初主演。22年に「束の間の一花」で連続ドラマ単独初主演。24年6月には、単独初主演映画「言えない秘密」の公開を控える。

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